ミドルエイジクライシスに対して僕が実践している対応方法

ライフスタイル

人生の折り返し地点とも言えるミドルエイジ。この時期に感じる漠然とした不安や焦りは、「ミドルエイジクライシス」と呼ばれることがあります。僕自身も、この時期特有のモヤモヤを感じることがあります。

でも、ただ漠然と不安に駆られていても何も解決しない。だから僕は、この不安と向き合うために、いくつかの「儀式」を、たまに実践しています。もちろん、これはあくまで僕個人のやり方で、万人に当てはまるものではないかもしれません。でも、同じような気持ちを抱えているな人がいるなら少しでも参考になれば嬉しいです。

足るを知る・足りているものを再確認しておく

ミドルエイジクライシスを感じる時、多くの人は「自分には何かが足りない」「もっとこうあるべきなのに」という気持ちに囚われがちです。しかし、実はすでに多くの「足りているもの」があるはずです。

例えば、健康な体、家族や友人の存在、住む家、安定した仕事、趣味の時間など。これらを意識的に再確認することで、漠然とした不安が和らぎ、感謝の気持ちが生まれます。

仕事だってそうです。確かに給料は平均以下かもしれないけれど、衣食住に困ることなく、家族を養えている。ボーナスももらえるし、有給だってちゃんと取れる。文句を言えばキリがないけれど、これを当たり前だと思わないようにしています。

僕はサイドFIREを目指しているので、お金ばかりに囚われてしまうのは仕方ないことかもしれません。でも、本当に大切なものは、お金では買えないことだってたくさんある。そう思えるようになったら、日々の生活が少しだけ豊かに感じられるようになりました。

現状の健康状態を自分の中で棚卸しておく

お金や時間も大切ですが、何よりも大切なのは健康です。何をするにも土台となるものです。体が資本であることは、僕たち40代半ばにとっては、もはや真理です。

ミドルエイジ世代になると、健康診断の結果を見るのが怖くなりますよね。実際、若い頃と同じようにはいかないと感じることも増えてきます。若い頃のように徹夜で仕事をして、次の日も平気でいられるわけではない。運動をサボると、てきめんに体が重くなる。だからこそ、今の自分の健康状態を正確に把握しておくことが大切。

だから、年に一度の健康診断の結果をじっくり見返したり、最近体のどこかに不調はないか、食生活は乱れていないか、睡眠時間は足りているか…といったことを頭の中で棚卸します。もちろん、どこか気になる点があれば、早めに専門医に相談することも重要です。

だから、無理はしない。睡眠時間を削ってまで仕事をするようなことは避けるようにしています。そして、少しでもいいから運動する時間を作る。子供たちと公園で鬼ごっこをするだけでもいい。健康な体こそが、将来の資産形成の土台になると信じています。

現状の資産額を確認しておく

サイドFIREを目指す僕にとって、現状の資産額を確認することは、不安を打ち消すための最も効果的な方法の一つです。

といっても、別に毎日、口座の残高をチェックしているわけではありません。毎月1回、給料日後の週末に、家計簿と資産状況をチェックするようにしています。

「ああ、また今月もたいして増えてないな…」と、ため息をつきたくなることもあります。でも、数年前の自分と比較してみると、着実に資産が増えていることに気づきます。数千円、数万円という小さな積み重ねが、何年か経つと数十万円、数百万円というまとまった額になり、複利のパワーが効いてくる。

「ああ、自分のやっていることは間違っていないんだ」と、気休めかもしれませんが、多少の安堵の気持ちに浸れます。

自分のアドバンテージを頭の中で整理しておく

ミドルエイジは、これまでの人生で培ってきた経験やスキルが最も充実している時期でもあります。しかし、日々の忙しさの中で、自分の強みや「アドバンテージ」を見失いがちです。

定期的に、自分のアドバンテージを整理しておくのは、なかなかオススメです。

40代にもなると、若い頃のような体力や柔軟性は失われていきます。でもその代わりに、培ってきた経験やスキル、人とのつながりがあるはずです。

僕の場合だと、今の仕事で得た専門知識や、長年かけて築いてきた社内外の人脈。そして、何より3人の子育てを通じて得た、時間管理能力やマルチタスクをこなす力。これらは、若い人にはない僕だけのアドバンテージです。

これらのアドバンテージを、もしもの時にどう活かせるか、副業にどう繋げられるか、といったことをぼんやりと頭の中で考えておく。すると、「もし今の仕事をクビになっても、なんとかなるかもな」という、根拠のない自信が湧いてきます。

この歳になって、新しいことに挑戦するのは正直怖いし、体力・気力が要ります。でも、自分の強みを把握しておけば、いざという時に、その一歩を踏み出す勇気を与えてくれる気がしています。

まとめ

ミドルエイジクライシスは、誰にでも起こりうる自然な心の変化です。大切なのは、その感情に蓋をするのではなく、自分なりの向き合い方を見つける事で、気持ちの折り合いをつけながら、少しでも精神的な負担を軽減することです。

今回ご紹介した「足るを知る」「健康の棚卸し」「資産の確認」「アドバンテージの整理」は、僕が実際に試して効果を感じている方法です。漠然とした不安が具体的な形になるということはありませんが、反対に自分の持っているモノや強みだったり、これまで積み上げてきた事のようなプラスの要素を形にする事で、気持ちの支えにする事ができればと思います。

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