メルカリを始めて改めて節約の威力を思い知った

副業

メルカリを始めたんです。

きっかけは、家の片付けで出た不用品。 使わなくなった子供のおもちゃ、サイズが合わなくなった服、買ったはいいものの、一度も出番がなかった謎の健康器具…。 妻からは「もうゴミとして捨てていいんじゃない?」と言われる始末でしたが、貧乏性の僕としては、まだ使えるものを捨てるのは忍びない。それに、少しでもお金になれば儲けもの、という魂胆です。

「不用品を売ってお小遣い稼ぎ!」という、なんとも軽いノリで始めたメルカリ物販。しかし、これが想像以上に手ごわかったのです。

現実は甘くない、メルカリ物販の洗礼

出品してすぐ売れるわけではありません。 むしろ、最初にいくつか出品したときは、まるで静かな湖面に小石を投げ入れたかのように、何の波紋も起こりませんでした。

「うむむ…これは評価数が少ないせいか…?」

そう考えた僕は、評価を増やすため、そして単純に経験値を積むために、販売価格を抑えめに設定しました。 「利益は二の次。まずはメルカリのシステムや発送方法に慣れるために、とにかく数をこなそう!」と、自分に言い聞かせます。

しかし、値下げをしても、なかなか買い手はつきません。 「自分の出品した健康器具、そんなに需要がないのか…?」と、出品したこと自体を後悔し始めたりもしました。

最終的には、何度かの値下げを経て、ようやく商品が売れ始めました。

「やった!ついに売れたぞ!」

最初は本当に嬉しかったのですが、実際に手元に残る金額を見て、現実を突きつけられました。 販売手数料や送料を引くと、ほとんど利益が残りません。

「この労力で、この利益か…」

梱包資材を準備して、商品を丁寧に包んで、コンビニまで荷物を運び、発送手続きをする。 これら一連の作業にかかる時間と労力は当初考えていたよりもハードでした。 もちろん、不用品を処分できて家がすっきりしたというメリットはありますが、、、

お金を稼ぐ事の難しさ

そんな風にメルカリでの利益を眺めているとき、ふと気づいたことがありました。 それは、お金を稼ぐことの難しさです。

一日中、会社で汗水流して働いて、やっと手にするお給料。メルカリで、たった数百円の利益を得るのにこれだけの労力を費やしている僕からすると、会社での労働がいかに「お金を稼いでいる」かということを再認識させられました。

と同時に、節約で絞り出すお金の凄さを思い知ったんです。

例えば、毎日コンビニで買っていた缶コーヒーを、家で淹れたものに替えるだけで、月に2,000円くらいは浮きます。これ、メルカリで不用品を売って2,000円の利益を出すのは、結構なハードルなんです。

節約は「再現性」がもっとも高い副業

メルカリ物販もそうですが、再現性が高い副業はたくさんあります。 しかし、節約ほど再現性が高く、すぐに効果が出る副業は他にはないのではないでしょうか。

そう、節約は立派な副業であり、誰にでも始められる最強の副業なんです。

「副業としてのお金稼ぎ」というと、どうしても「メルカリ物販」や「Webライター」など、何か新しいスキルや知識が必要なイメージがあります。

しかし、節約はどうでしょうか。 たとえば、コンビニでの買い物を週に2回から1回に減らす、カフェでのコーヒーを週に3回から2回に減らすなど、少しの工夫で誰でもすぐに始められます。 しかも、その効果はすぐに現れます。

「1日100円の節約」は、1ヶ月で3,000円、1年で36,000円にもなります。 この36,000円をメルカリで稼ごうと思うと、一体どれだけの手間と時間が必要になるでしょうか。

もちろん、メルカリでの物販には、物を売る楽しさや、誰かに喜んでもらえる喜びなど、お金には変えられない価値があります。 しかし、お金を増やすという目的だけで考えた場合、節約は、もっとも手軽で、もっとも確実に効果が出る方法なのです。

再び心を燃やして節約と向き合う

先月、ボーナスが入ったんです。 家族旅行に使ったり、ちょっといいものを買ったりして、気が緩みまくっていました。 ランチで奮発してみたり、コンビニでついついお菓子を買ってみたり…。

そんな気の緩んだ生活を送っていたときに、このメルカリでの奮闘です。 雀の涙ほどの利益を必死にかき集める作業を経験して、ふと我に返りました。

「いかん、いかんぞ…!」

ボーナスで得た潤沢な資金も、こうして無駄遣いしていれば、あっという間になくなってしまいます。 それに、メルカリで100円の利益を出すことの難しさを知ってしまった今、日々の無駄な出費がどれだけもったいないことか、痛いほど理解しました。

こうなったら、また気を引き締めて、節約という最強の副業に精を出さねばなりません。 今後は、メルカリで得た利益も、日々の節約で浮いたお金も、しっかり資産形成に回していこうと思います。

僕のサイドFIREへの道は、険しいです。ですが、だからこそ面白い!

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