飲みニケーションとサイドFIRE、消えた1000万円

節約

最近、飲み会の誘いが減って、ホッとしている自分がいます。これも時代の流れですかね?それともただ単に僕が誘われなくなっただけ?…いや、後者は考えないことにします。

昔は「飲み会も仕事のうち」なんて言われていましたよね。若かりし頃の僕も、そんな不文律に縛られていました。今思えば、あれは一体何だったのか。

昔は「飲み会も仕事」という不文律だった

僕が新卒で入社した20年ほど前は、本当にひどいものでした。月曜から金曜まで、毎週のように「飲みに行くぞ!」という上司の声が飛び交い、半ば強制参加です。終電を逃してタクシーで帰るなんて日常茶飯事。翌朝、二日酔いで頭ガンガンさせながら出社し、「いや~、昨日は盛り上がったな!」なんて言ってる上司に「はい!」と笑顔で返す自分。

「仕事の延長線上で、もっと上司と仲良くならないと!」「この飲み会で人脈を広げて、キャリアアップに繋がるんだ!」なんて、必死に自分に言い聞かせていましたが、正直なところ、ただの説教タイムか、愚痴を聞かされるだけの苦行でした。

あの頃の飲み会に費やしたお金を今計算したら、ざっくり1,000万円は超えていると思います。…ああ、恐ろしい。そのお金、全部インデックス投資に回してたら…って想像するだけで、頭を抱えてしまいます。

今は本当に断りやすい時代になった

そんな時代も、コロナ禍を経て大きく変わりました。リモートワークの普及で、飲み会そのものが減ったこともありますが、何より「断る理由」が正当化されるようになったことが大きいと思います。昔は「家族が…」なんて言う勇気すらありませんでしたし。それが今では、「家族との時間を大切にしたいので…」と言えば、「あー、了解!」とあっさり引き下がってくれる。

この変化は、僕のように給料平均以下の平凡なサラリーマンにとっては、本当にありがたいです。以前は「付き合いが悪い奴」と思われるのが怖くて、行きたくない飲み会にも無理して参加していました。でも今は、「趣味の時間に充てたいんです」とか「自己啓発の勉強があるので…」なんて理由も通りやすくなりました。

みんながそれぞれの価値観を尊重し合う、良い時代になったなと、心の底から思っています。

倹約体質になった今でも「飲み代」は支出の多くを占める

給料平均以下の僕がサイドFIREを目指すには、支出を徹底的に見直す必要があります。家計簿を見返すと、食費や光熱費はうまくコントロールできているのですが、どうしても大きな壁となるのが「飲み代」です。減ったとはいえ、月に1回や2回、会社の飲み会や友人との飲み会に参加すると、一気に数千円〜1万円が飛んでいきます。

例えば、1回の飲み会で5,000円。これが月に2回だと1万円。年間で12万円です。この12万円を、もし年率5%で複利運用したとします。それが20年続くと、元本240万円が、なんと約414万円に育つ計算になります。いや、まてよ、それどころじゃないな…30年だと、元本360万円が約800万円に! …僕の人生、飲み会に費やしたお金で、一体どれだけの未来を犠牲にしてきたんだろう…と、考え込んでしまいます。

飲み会を全否定するわけではありません。大切な仲間との時間は、何物にも代えがたい価値があります。でも、飲み会代はコントロールしやすい浪費の部類ではあります。この浪費をどう減らすか、どう有効活用するかが、サイドFIREへの第一歩なのかもしれません。(節約は立派な副業!)

まとめ

飲みニケーションの形は時代とともに変わりました。昔は「仕事」だった飲み会が、今では「選択」できるものになりました。これは、僕たちサイドFIREを目指す人間にとってチャンスです。飲んで騒ぐのもいいですが、時には飲み会を断る勇気を持って、家族との時間を楽しんだり、趣味に没頭したり、あるいは僕のようにコツコツと資産を育てたり。

昔に比べたら、僕たちは自分の人生を自由にデザインできる時代に生きているんですね。
さあ、未来に向かって乾杯しましょうか。

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